前回書いた自家製酵母種のサワードウ・スターターを使って、ついにサワードウ・ブレッドを作りました!軽くサクッと香ばしく、ちょっぴりもちっとした美味しい手作りパンが焼けました♡バター、砂糖は不使用です。
(材料3つの手作り酵母種。作り方は意外とシンプルです。↓)
今回のパン作りは、アメリカの製粉会社キングアーサー社のレシピを参考にちょっぴりアレンジ。材料の中力粉を強力粉で代用し、レシピ通りの分量でパン生地を作って、発酵かごで最終発酵させてから焼きました。
https://www.kingarthurflour.com/recipes/extra-tangy-sourdough-bread-recipe
目次
1.下準備
サワードウにえさを与え、活発にさせます。スターター、小麦粉、水を同量ずつまぜて、数時間置きます。(我が家は4時間くらいで2倍以上になったので、使いました。)
ラップにくっついたスターターが、少しねばーっと伸びます。
2.材料
- サワードウ・スターター 227g(1カップ)
(えさを与えて活発にしたもの) - 強力粉(漂白されていないもの) 602g(11/2カップ)
- ぬるま湯 340g(5カップ)
- 塩 小さじ21/2
アメリカのレシピは、カップで区切り良く書かれているものが多いです。グラムで書くと中途半端な分量になります。(笑)
3.サワードウ・ブレッドができるまでの手順
1.スターター、水、小麦粉(362g)を1分ほどよく混ぜます。
2.蓋をして室温に4時間置きます。その後、冷蔵庫に12時間(一晩ほど)置きます。時間とともに気泡が増えます。
4時間後 12時間後
3.残りの小麦粉(241g)と塩を加えてこねます。べたっと粘り気が強く、生地がくっついてパンこねマットが浮いて安定しないので、ちょっと捏ねづらいです。厚めのマットの方がいいかもしれません。
4.ボウルに蓋をして、ふかふかになるまで生地を発酵させます。1時間ごとに生地の端を、伸ばして中心へ折るようにして、優しく空気を抜きます。生地をひっくり返して、蓋をして室温におきます。4回繰り返します。(5時間かかります)
ひっくり返す
6.生地を2等分し、成形します。
7.我が家は、ここから発酵かごを使いました。発酵かごへ、茶こしで小麦粉をふるい、成形した生地のとじ目を上にして入れます。乾燥しないように固く絞った濡れ布巾をかぶせ、2時間ほど置いて発酵させます。
2時間後
洗える発酵かご。刷毛で粉を取り除く手間がかからず、お手入れが楽です。
8、オーブンを、220℃に予熱します。予熱の間に、鉄板(オーブン皿)にクッキングシートを敷きます。
9.予熱が終わったら、クッキングシートを敷いた鉄板(オーブン皿)に、発酵かごをひっくり返して、生地を出します。生地に切り込みを入れて、オーブンで20分~30分ほど焼き色がつくまで焼きます。(できればオーブンに入れる直前に、ぬるま湯をスプレーします。)
10.ケーキクーラーや網の上に出して、粗熱をとって出来上がり♪
左のパンはオリーブオイルを塗ってさらに5分ほど焼いて、焼き色を付けてみました。
4.パンの保存方法
我が家では、すぐに食べない分はスライスし、ジップロックに入れて冷凍保存します。冷凍保存したパンを食べるときには、電子レンジで20秒ほど解凍し、トースターで焼いて食べます。
5.まとめ
ここまで読んでお分かりだと思いますが、焼き上がるまでに結構時間がかかります。ですが、作る手順に慣れてしまえば、生地を発酵させている間に家事などの他の作業を進められるので、意外と面倒ではありません♪
我が家では、
●材料を混ぜる4~5時間前にスターターの下準備。
●1日目の午後に材料を混ぜて室温に4時間置き、夜に冷蔵庫へ。
●2日目の午前中に残りの小麦粉と塩を混ぜて捏ね、1時間ごとに折るよう して優しく空気を抜き、ひっくり返す作業をする。
●お昼ごろに、発酵かごにいれ最終発酵。午後に焼いて出来上がり。
という手順で焼いています。
バターや砂糖は不使用。フランスパンのように硬めで香ばしく、少しもちっとしたパンができました。シンプルな味なので、ディップとよく合います。クリームチーズやスモークサーモンなどをトッピングしても美味しいです。このサワードウ・ブレッド、実はもうすでに数回つくっています!もう何回か続けたら上手にパックリとクープが開いたパンが焼けるようになるかな♪
材料4つ。【サワードウ・スターター、小麦粉、ぬるま湯、塩】
スターターの材料を合わせても、4つ。【全粒粉、小麦粉、水、塩】
バターや砂糖が入らないので、少しヘルシーなパンかもしれません♪我が家のパンのレシピが1つ増えました(*^^*)たまにはじっくりと時間をかけて、パン作りもいいかもしれません♪
サワードウ・スターター(酵母種)の手入れの仕方や、手入れの時に出る混ぜない分のたね(ディスカード)をどう使うかについても後日書きたいです。
6.MS. BASIL’S TIP:
アメリカ生活豆知識①
ー おすすめのクッキングシート ー
こちらでは、クッキングシートのことを、parchment paper(パーチメントペーパー)と言います。いろいろなパーチメントペーパーを試したのですが、パン作りやお菓子作りなど、型に生地がくっつかないようにする時におすすめなのは、”Reynolds KITCHENS”のパーチメントペーパーです。他社の物は、生地にくっつきやすいです。せっかく上手に焼けたのにくっついた紙をはがすために時間がかかり、最後の最後になって形がボロボロになってしまうことも…(笑)
冷凍食品を温めたりするときに使うには、どのブランドでも大丈夫ですが、パン作りやお菓子作りには、
“Reynolds KITCHENS”の
“parchment paper”
がおすすめです。